B-side
GAGAGA7310 Photography

建物-Building
建物(たてもの)とは、土地に定着する工作物のうち、屋根、柱および壁を有し、原則として人間の居住、作業空間、物品の保管等に用いられる建築物のことである。@Wiki

海辺にの残る未完成物件。天守閣まで登れば見晴らしは良いが、夢破れ陽の目を見ることはなかった。

ちさな山の中腹に建つ廃洋館。

残された物が一般人で無いことを物語る。

主なきこの部屋は今でも帰りを待っている。

小さな箇所まで細工がしてある贅沢な階段。

廃墟の女王と呼ばれる摩耶観光ホテル。その建物は柔らかな曲面で包み込まれている。

ダンスホールはかつての姿を取り戻し始めた。それは終わりの始まりか…

生き生きと茂る緑が廃墟に絡む姿は、生と死を表しているみたいだ。

残留物は殆ど無い。それが惑わさず、建物の真の良さを引き出していると思う。

あとどれくらい残っていられるのだろうか。形あるもの何時かは壊れる。その日が来るまで静かに見守りたい。

景勝地に残るホテルJ。廃業後は荒れるに任せた結果、新たな緑の生命を生み出す場所へと変貌した。

指定文化財にもなっているI観光ホテル。ただ国が指定していても破綻時には助けてはくれないみたいだ。

戦後の混沌期に生まれた清華寮。火災により消失しても所有権問題等で揺れ動いていた都会の落とし穴はいまでは過去の物となってしまった。

火災の凄さを物語る階段。

手すりのない階段は進むも退くも自分次第と言わんばかりだ。

かつてこれだけ素晴らし建築物が廃墟として残っていただろうか。作りの一つ一つが美しく建築史に残すべき建物だったと思う。

解体の知らせは突然やってきた。見に行くべきか、行かぬべきか悩んだが行かなかった。現実を見ずに、良き思い出として残しておきたかったからだ。

廃墟は薄暗く怖いもの。そんな世論を変えてくれそうなほどファニーな廃牛。

あれが呼んだか赤別荘。建物も良いが、特にお気に入りはこのフランス人形。色っぽい目が格別だったが、いまでは見る影もないようだ…。

静かな温泉街に残っていたY庵。過去には日本画家のアトリエになったようで贅沢な作りをしていた。

各建物をつなぐ緩やかな階段はどこか別の場所へと導いてくれそうな雰囲気を醸し出している。

空間を楽しむ和の旅館といった作りが素敵なこの部屋も今はもう存在しない。

廃墟につきものの落書き。それもレベルが上がれば芸術作品へと昇華する。

いつも隣にいるあの子が実はスーパーアイドル。ありそうでない話だが、自分にとってのアイドルはいつも隣にいる。