B-side
GAGAGA7310 Photography

鉱山-Mine
鉱山(こうざん)とは、資源として有用な鉱物を採掘・選鉱・製錬し、主として工業用の原料として供給する事業所の事を指す。基本的には日本の鉱業法に基づく鉱物を採掘する事業所に、採石場、石切場などを加えたものが広い意味での鉱山といえる。@Wiki

山肌に沿うように建つW鉱山は国内クロム産出量のシェア40%を誇った。

点在する施設には当時の香りが今でも残る。

鉱山全体を見下ろすかのように建つ鉱務所。

鉱務所のなかは閉山の日から止まったままだ。

何往復もしたであろう軌道が悲しく残る。

江戸時代から続く金山。しかしま金相場が低迷し採算割れしだしたので1999年一旦採掘を停止、休業している。

1960(昭和35)年に建築された立抗櫓。高さ約51m、立抗内径6.4m深さ750mを誇る、東洋一と呼ばれる立抗。スキップ・ケージ巻揚げ方式で、鉱員、石炭、機械、ズリなどを一挙に運搬できる国内初のシステムを採用していた。

完成当時は「100年採炭できる」と言われていたが、1971年(昭和46)年10月25日に閉山した。

立坑密閉作業中に爆発事故が発生し、5人の命が失われた。

地上と地下を繋ぐ機械室。

東北三大鉱山のひとつ。観光地化されているが奥の方はまだまだ整備されてはおらず、当時を思い知ることができる。

東北三大鉱山のひとつ。雲上の楽園と言われた緑が丘アパート群はいまも山奥でひっそりと眠っている。

アパートの屋上から見る景色は、今も昔も変わりないが、変わったのは人が居なくなったことだけだろう。

アパートを繋ぐ中央階段。セントラルヒーティングを完備したこのアパートは雨にも濡れずに他の棟に移動もできた。

悲しく残されたアトム。当時を知る事ができる数少ない残留物。

東北三大鉱山のひとつ。無数に並んだコンクリートと錆びた鉄骨が織りなす巨大神殿。

錆びつき、揺れる階段を一歩一歩慎重に登れば別の景色が待っている。

山奥の鉱山村での唯一の娯楽が講堂で開催される映画なのであろう。

ドロマイトを採取していたK鉱山。数ヶ所残る抗でもトロコッコが残るこの抗が一番素敵だと思う。

No.33の荷台はどれだけのドロマイトを運んだのだろう。

坑夫の命綱となるバッテリー類を充電していた棚。

今でも稼働している有名鉱山の一角に放置された廃坑道。

坑道へと伸びるレールや整備室などが手付かずで時が止まっている。